気付きの雨

先日「孤狼の血 LEVEL2」を見た。


俳優陣全員の演技力が非常に高く、それぞれの役の人生そのものを完全にコピーし、時代の濃淡が表れ、どこか色気があり、血やたばこの臭いがしてくるような、とても素晴らしい映画だった。


制作に関しても圧倒された。

美術や衣装、ロケ地どれを取っても非常に良かったのだが、特に印象的だったのは「雨」だった。

演出であんなにエモーショナルな「雨」を見たことがなく、感動した。


エンドロールでは、「雨降らし」のスタッフの名が連なっていた。


これにはさらに心が震えた。

普通は制作チームや企業名を挙げられる、というより、そもそも「雨降らし」をピックアップしてもらえるのかすら疑問だ。


私たちの仕事もいつも黒子ではあるが、照明の当たるステージに連れ出してくれるクライアントが時々いる。

そういったクライアントに出会えることはとてもありがたいことだ。

私自身もそういう感謝の経験がある。

だからこそ、今回のエンドロールで「雨降らし」スタッフの個人名が流れたことに嬉しく感じたのだと思う。


「それ」を経験をしたことがある人にしか、摘むことができないことはこの世にたくさんある。

せっかくだから、出来る限り素通りしたくはない。


営業部 今村