Google広告のコンテンツターゲットとは?

Google広告の
コンテンツターゲットとは?

はじめに

ユーザーのプライバシーを守る動きが加速するにつれ、cookie情報の扱いに対する対応を広告主、広告代理店、広告事業者は求められています。
そのような背景のなか、ユーザーをターゲティングする方法とは異なる、ウェブページの分析に注目した広告配信に関心が寄せられています。

今回紹介するGoogle広告のコンテンツターゲットは、ユーザーの属性や嗜好ではなく、キーワードやトピックなどの要素に基づいて、ターゲティングをすることができます。コンテンツターゲットでは、ウェブページの内容を分析し、ターゲットの対象とすることで、配信する広告と関連性の高い配信面に、広告を出稿することができるようになります。
本記事では、Google広告のコンテンツターゲットについて内容を説明するとともに、その立ち位置についても触れいていきます。

コンテンツターゲットとは

3つのCについて

現状、Google広告ではコンテンツターゲットを以下のように説明しています。

キーワードやトピックなどの要素に基づいて、ディスプレイ ネットワークの関連性の高いサイトに広告を表示する機能です。 その仕組みは次のとおりです。Google のシステムでディスプレイ ネットワークのすべてのウェブページのコンテンツが分析され、そのメイン テーマが割り出されます。そして、広告主様の指定したキーワードやトピックに加え、ターゲットとする言語や地域、ページを表示しているユーザーの最近の閲覧履歴といったさまざまな要素とウェブページのテーマが比較され、広告を掲載するページが決まります。

引用元:コンテンツ ターゲット - Google 広告 ヘルプ(2022/03/29 閲覧)

コンテンツターゲットでは、選定されたキーワードやトピックとGoogleのシステムによって分析されたウェブサイトが一致した場合に、広告の掲載先候補となります。

例えば「登山 靴」といったキーワードを設定すると、ウェブページのテキスト、言語、リンクの構造、ページの構造に基づいた分析から「登山 靴」にマッチするページが特定されるという流れです。
また、具体的なキーワードではなく、スポーツ、ゲーム、健康のようなトピックを選択し、そのトピックにマッチした配信面が配信候補に上がる仕組みもあります。ユーザーへのターゲティングと似ていますが、コンテンツターゲットのトピックにおいてターゲットの対象は人ではなく、あくまでもコンテンツです。

ユーザーへのターゲティングとコンテンツターゲット

ユーザーへのターゲティングとコンテンツターゲットのどちらが良いのかについて、簡単に判断することはできません。 ユーザーのプライバシーを守る動きなどのウェブを取り巻く環境や、広告配信の目的によって使い分けるべきです。
いずれにしても重要なことは、広告に触れるユーザーを意識し、仮説を持って広告を配信することです。
配信面は関係なく、ユーザーの嗜好に合う広告を出す事がCVにつながるという仮説を持っていればユーザーへのターゲティングとなります。コンテンツターゲットは配信面を絞ることになるので、ここでいう仮説では機会損失となります。
逆に、興味のあるウェブサイトを閲覧しているなかに、サイトの情報と似通った広告を配信することがCVにつながるという仮説を持っていれば、コンテンツターゲットは適しています。

コンテクスチュアルターゲティングについて

また、現在はコンテクスチュアルターゲティングという広告配信手法も台頭しています。
コンテクスチュアルターゲティングとはウェブ上のコンテンツをAIを使って分析し、その文脈にあった広告を配信するための広告配信手法で、cookie情報に依存しないターゲティング方法として注目を集めています。
サービスによっては、ウェブページ上の文章だけではなく画像の分析を行なってカテゴリを判断するものや、ブランドイメージを毀損するような配信面に広告が出ないようにするものがあります。また、ITPの影響があるIOSユーザーにもリーチを広げることができる点においても関心を寄せられています。
もちろん、AIが万能かといえばそういうわけでもなく、その精度や使い方にも用心する必要があります。コンテクスチュアルターゲティングは、「広告配信を行う際には文脈を考慮すべき」という点において、重要な考え方であると捉える段階にあるでしょう。ユーザーが広告に触れる際の文脈を考慮するというのは、ウェブに限らず、どんなターゲティングにも必要です。

コンテクスチュアルターゲティングが注目されている背景を考慮すると、今回紹介したGoogle広告のコンテンツターゲットにおいては、あるトピックに興味があるユーザーの文脈を踏まえて広告配信を行う必要があります。単にユーザーターゲティングと配信面をターゲティングするのではなく、よりユーザーを意識した広告配信が求められる段階にあります。