Instagram広告は効果ない?成功事例と費用対効果を解説

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Instagram広告は効果ない?成功事例と費用対効果を解説




Instagram広告の効果と成功事例

Instagram広告の効果と成功事例
Instagram広告は、売上アップや認知度向上に効果的です。ユーザーの関心度が高い媒体のため、ブランドイメージの向上や商品のプロモーションに活用できます。またリールやストーリーズなどの動きを取り入れた配信面が豊富で、商品やサービスの魅力を視覚的に訴求しやすいという特徴があります。

Instagram広告と他のSNS広告の違いや、課金形態については下記の記事で紹介しています。ぜひご覧ください。

売上拡大や認知度向上の効果

Instagram広告は、ターゲットにリーチできる精度の高いターゲティング機能があります。これにより、特定の年齢や居住地、興味・関心を持つユーザーに効果的に広告を配信できます。

  • ・精度の高いターゲティングで、年齢や性別、エリアを絞って配信
  • ・視覚に訴える広告で、購買や問い合わせなどの意思決定を促す
  • ・リールやストーリーズを活用して、全画面で商品・サービスを訴求

弊社でカーディーラーやBtoB企業など複数の業種で広告を配信した結果、バナー広告と比べてリール広告のクリック率が高く、クリック単価も低い結果になりました。

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Instagram広告は、売上拡大や認知度アップに効果的なマーケティング手法です。

成功事例から見る効果

弊社でBtoB企業(建材業)のお客さまの採用広告を配信した結果、1か月間で20万円の予算をご利用いただき、以下の成果が得られました。

エントリー数 面接数 採用人数
42件 16件 2人

Instagram広告でエリアや年齢を絞って効率的に配信を行った結果、求職者層に的確にアプローチし、採用活動に貢献することができました。短期間で多くのエントリー数を獲得できたため、お客さまにも満足していただけました。

Instagram広告の費用対効果や様々な業種の事例は、基礎から分かる!「Instagram広告」完全攻略ガイドブック~2025年の最新事例を紹介~というお役立ち資料をご覧ください。

他のSNSと比較した特徴

Instagram広告は、他のSNS広告と比較して視覚に訴える広告に適しています。他のSNSとInstagram広告の主な違いは以下の通りです。

  • TikTok広告:月間アクティブユーザー数2,700万人。Instagramと同じく動画での視覚的な訴求が可能。Instagramより若年層の利用率が高い。
  • X広告:月間アクティブユーザー数6,700万人。短文でのテキスト広告を配信可能。広告が拡散されれば、多くのユーザーにリーチできる。
  • LINE広告:月間アクティブユーザー数9,700万人。日本で利用者が一番多いSNS。10代~70代まで幅広い年代が利用。
  • Instagram広告:月間アクティブユーザー数6,600万人。リールやストーリーズなどで視覚的な訴求が可能。他のSNS広告と比べてターゲティングの精度が高い。

視覚的なインパクトがあるInstagram広告は、特に若年層を狙う企業や、商品のビジュアルが重要なアパレル、飲食、不動産などの業種で有効です。

他のSNS広告との比較は、下記の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

費用対効果を最大化する方法

費用対効果を最大化する方法
Instagram広告を配信する場合、「課金方式の選択」「ターゲティングの設定」「クリエイティブの改善」は、費用対効果を最大化するための重要なポイントです。適切な課金方式やターゲット設定、クリエイティブの改善により、効率的な広告運用を行えます。

課金方式の選び方

Instagram広告には複数の課金方式があり、広告の目的やターゲットによって最適な課金方式が異なります。以下は主要な課金方式と、それぞれに適した用途です。

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Instagram広告にはどんな課金方式がある?

  • インプレッション課金(CPM):広告が1,000回表示されるごとに料金が発生。
    適用例:ブランドの認知度を高めたい場合や、多くのユーザーへリーチしたい場合
  • クリック課金(CPC):ユーザーが広告をクリックした回数に応じて料金が発生。
    適用例:Webサイトへの誘導や、商品の詳細情報を見てもらいたい場合
  • インストール課金(CPI):アプリのインストール数に応じて料金が発生。
    適用例:アプリのダウンロードを促進したい場合

適切な課金方式を選ぶことで、ターゲットに無駄なくアプローチでき、費用対効果の高い配信が可能です。

Instagram広告の費用の詳細は下記の記事をご覧ください。

効果的なターゲティング設定

Instagram広告で成果を上げるためには、ターゲットに合った広告を届けることが重要です。ターゲティングには以下のような種類があり、各ターゲティングを組み合わせることで効果的な配信ができます。

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ターゲティングはどんな種類がある?

  • 地域ターゲティング:特定の地域にいるユーザーや居住しているユーザーに広告を配信する設定。店舗集客など商圏範囲が決まっている商品・サービスに有効。
  • 年齢・性別ターゲティング:商品やサービスに関心を持つと考えられる年齢層や性別を絞り込むことが可能。
  • 興味・関心ターゲティング:ファッションや旅行、グルメ、不動産、車などユーザーの興味・関心に基づいて広告を表示。
  • カスタムオーディエンス:過去に自社サイトにアクセスしたユーザーや、広告を閲覧したユーザーを再びターゲットに設定して配信。

適切なターゲティングを行うことで、商品やサービスに関心のあるユーザーへのリーチが可能になります。弊社でも興味・関心やエリア、年齢でターゲティングを行い、特定の層に向けた効果的な広告運用を行っています。

クリエイティブ改善のポイント

Instagram広告のクリエイティブには、ユーザーの興味を引くための工夫が必須です。特に、視覚的な訴求力が強い広告ほど効果が高くなる傾向があります。

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クリエイティブ改善のポイントは?

クリエイティブ改善のポイントは下記の3つです。

  • ①訴求内容:ターゲットのインサイトを捉えた画像や動画を活用し、購入や問い合わせなど行動に移してもらう事を目指す。
  • ②短いメッセージ:文章を簡潔にまとめ、ユーザーが瞬時に内容を理解できるようにする。
  • ③ストーリーズやリールの活用:リールやストーリーズは、静止画よりもエンゲージメントが高い傾向にあるため、積極的に活用する。

クリエイティブを継続的に改善し、A/Bテストを行うことで、より効果的なInstagram広告配信が行えます。

効果測定方法

効果測定方法

Instagram広告の効果を正確に把握し、改善を行うためには効果測定が欠かせません。各指標の意味を理解し、ツールを活用してデータを収集することで、費用対効果の高い配信が可能になります。この章では効果測定の際に注目すべき指標や活用できるツール、改善方法について詳しく解説します。

重要な指標の見方

Instagram広告で重要な指標は以下の通りです。

  • ・インプレッション数:広告が表示された回数。ブランドの認知度アップや広範囲なリーチを目指す場合に重要な指標。
  • ・リーチ数:広告が表示されたユニークユーザー数。同一ユーザーへの重複表示を排除した純粋なリーチ数。
  • ・クリック数とクリック率(CTR):クリック数は広告をクリックした回数。クリック率(CTR)はインプレッション数に対するクリック数の割合。広告の内容がユーザーの興味を引いたかどうかを示す指標。
  • ・クリック単価(CPC):1クリックあたりの費用を示します。広告費のコストパフォーマンスを評価する際に重要な指標。
  • ・エンゲージメント率:いいねやコメントなどのアクションがどれだけあったかを示す指標。ユーザーの反応を把握するために確認を行う。

インプレッションやクリック率などの指標を定期的にチェックすることで、Instagram広告が目標通りに運用できているかを評価できます。

活用ツール:Meta広告マネージャーとGoogleアナリティクス

Instagram広告の効果測定には、Meta広告マネージャーGoogleアナリティクスが便利です。これらのツールを活用することで、詳細なデータを把握し、改善点を見つけられます。

  • ・Meta広告マネージャー:インプレッション数、リーチ、クリック数、エンゲージメント率、クリック率など、広告ごとの詳細なデータが確認できます。また、複数の広告キャンペーンを管理できるため、パフォーマンスの比較も行えます。
  • ・Googleアナリティクス:Webサイトへの流入元や行動データ、ユーザー属性を確認できるため、Instagram広告から流入したユーザーがWebサイト上でどのような行動を取っているか(コンバージョン数など)を把握できます。

Meta広告マネージャーGoogleアナリティクスを活用し、Instagram広告の効果を多角的に分析しましょう。

改善点を見つける方法

効果測定の結果をもとに、改善が必要なポイントを見つけ、Instagram広告の効果を向上させることが重要です。以下は、効果測定から改善点を見つける際のステップです。

状況 改善方法
クリック率やエンゲージメント率の低下 クリック率やエンゲージメント率が低い場合、クリエイティブやターゲティングの見直しが必要。
クリック単価が高い クリック単価が高い場合、課金方式やターゲティング設定が最適化されていない可能性があります。予算配分や広告配信先の調整を行いましょう。
コンバージョン率が低い Googleアナリティクスで確認できるコンバージョンデータを基に、Webサイト訪問後の動きを見直し、コンバージョンに繋がりやすい導線を作成する。

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データ分析から改善点を発見し、Instagram広告配信に活かしましょう。

効果測定で得たデータを元に広告運用を見直し、継続的に改善することで、Instagram広告の費用対効果を高めることができます。

効果が出ない場合の対策

効果が出ない場合の対策

Instagram広告で成果が得られない場合は、次の3つのポイントを見直すことで改善できます。3つのポイントとは、「ターゲット設定・クリエイティブの見直し」「予算と配信スケジュールの調整」「広告フォーマットの検証」です。

ターゲットやクリエイティブの見直し

Instagram広告の効果が薄い場合、ターゲットの設定が適切でない可能性が考えられます。Instagram広告では、ターゲットの属性や興味・関心を詳細に設定できるため、以下の点を見直すことが重要です。

  • ・ターゲット属性:年齢、性別、地域などの設定が広告の目的やクリエイティブに合っているかを確認します。
  • ・興味・関心:ユーザーの興味・関心が広告とマッチしていない可能性もあるため、配信内容に応じた興味・関心を設定することが重要です。

また、クリエイティブがユーザーの関心を引けていないことで、効果が下がっている可能性もあります。画像や動画、広告文の内容を見直し、問い合わせや購入などの成果につなげましょう。

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ターゲット設定やクリエイティブの工夫で、広告効果をアップできます。

予算と配信スケジュールの調整

効果が出ない場合には、広告予算や配信スケジュールが影響している可能性もあります。たとえば、広告の露出が少なすぎるとリーチが限定されてしまうため、以下の点に注意して調整します。

  • ・予算の見直し:1日の予算を増やすことで、リーチやエンゲージメントの数を改善できます。リーチが増えればターゲットに広告が届きやすくなります。
  • ・配信時間帯の調整:ターゲットがアクティブな時間帯に合わせて広告を配信することで、ターゲットに広告を閲覧してもらうことができます。

特に、Instagramは若年層のアクティブユーザーが多いため、朝や夕方の時間帯を中心に配信を最適化することで、リーチやエンゲージメントの向上が見込めます。

広告フォーマットの検証

Instagram広告には、画像広告、動画広告、カルーセル広告などさまざまなフォーマットがあります。広告フォーマットの選択が配信に大きな影響を与えるため、複数のフォーマットを活用して検証することが重要です。

  • ・動画広告の活用:動画は視覚的に興味を引きやすく、エンゲージメントが高い傾向にあります。特に、リールやストーリーズでの動画広告は高い効果が期待できます。
  • ・カルーセル広告:複数の商品やメッセージを一つの広告で訴求できるため、1枚のバナーよりも多くの情報を伝えられます。

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複数のフォーマットを試して、効果的な広告フォーマットを見つけましょう!

広告フォーマットの効果を検証し、最も反応が良い形式に絞って配信することで、広告のパフォーマンスを改善することができます。

配信面とフォーマットの選び方

配信面とフォーマットの選び方
Instagram広告では、広告が表示される「配信面」と「フォーマット」を最適化することが重要です。Instagram広告はフィード、リール、ストーリーズなど、様々な配信面が存在します。さらに、画像広告、動画広告、カルーセル広告といったフォーマットから配信形式を選択できます。それぞれの特徴を理解し、目的やターゲットに応じて使い分けることで、広告の効果を最大化できます。

フィード、リール、ストーリーズの使い分け

Instagramの主要な配信面であるフィード、リール、ストーリーズには、それぞれ異なる特徴があります。目的に応じて適切な配信面を選択しましょう。

  • フィード:投稿形式の広告で、ユーザーのフィードに表示されます。自然な形で広告が表示されるため、広告を受け入れてもらいやすいという特徴があります。
  • リール:ショート動画形式で配信され、視覚的に訴えることができます。リールはターゲットが若年層の場合や、商品のビジュアルを強調したい場合に有効です。
  • ストーリーズ:ストーリーズとストーリーズの間に表示される縦長の広告です。視覚的なインパクトが強く、タイムリーな情報発信や、短期間でリーチを高めたいキャンペーンに向いています。

配信面を使い分けることで、ユーザーに最適な形で広告を届けることができ、ブランドの認知度アップや購買行動の促進が期待できます。

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広告の目的に合わせて、フィード、リール、ストーリーズを使い分けることが重要です。

画像、動画、カルーセルの活用

Instagram広告では、コンテンツ形式によって広告の印象や効果が大きく異なります。主なフォーマットの特徴と活用方法は次の3つです。

  • 画像広告:静止画で、商品やサービスのビジュアルをシンプルに伝えられます。特に、明確な一つのメッセージを伝えたい場合に効果的です。
  • 動画広告:動画はユーザーの注目を集めやすく、商品の使用方法やストーリーを伝えたい場合に最適です。リールやストーリーズでの動画広告はエンゲージメントが高い傾向にあります。
  • カルーセル広告:複数の画像や動画をスライド形式で表示できるため、商品ラインナップの紹介や複数のメッセージを伝える際に効果的です。ユーザーがスワイプして情報を得るため、1枚のバナーより多くの情報を伝えたい場合に最適です。

画像、動画、カルーセルのフォーマットを活用し、ターゲットに合わせて配信面を組み合わせることで、Instagram広告の効果を最大化することができます。

Instagram広告の種類の詳細は下記の記事をご覧ください。

よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

Instagram広告を500円で出すとどのくらい効果がある?

Instagram広告を1日500円で配信した場合、表示回数:500~1,000回、クリック数:5~10回が見込めます。
(※あくまで目安のため、実際の配信結果は地域やターゲット設定によって変動します。)
広告を1日500円で出稿する場合、1か月で約15,000円の費用が必要です。
より効果的な運用を目指すのであれば、1日5,000円~10,000円程度の予算を確保し、1か月以上の配信期間を設定することを推奨しております。

Instagram広告にかかる費用はどのくらい?

Instagram広告の費用の一般的な相場は以下の通りです。

課金モデル 平均単価
CPM(インプレション課金) 500〜1,000円/1,000回表示
CPC(クリック課金) 50〜150円/クリック
CPI(アプリインストール課金) 100〜300円/インストール
CPV(再生数課金) 5~15円/再生

※実際は設定するターゲットや広告の目的によって変動します。

Instagram広告の種類は?

Instagram広告には以下の4種類があります。
目的やターゲットに応じて使い分けることで、売上アップにつなげられます。

  • 画像広告
    • 静止画とテキストを使用した基本的な広告

    画像広告の画像
    画像引用元:Facebook広告ガイド

  • 動画広告
    • 短尺の動画とテキストを使用した広告

    動画広告の画像
    画像引用元:Facebook広告ガイド

  • カルーセル広告
    • 最大10枚の画像や動画を使用した広告

    カルーセル広告の画像
    画像引用元:Facebook広告ガイド

  • コレクション広告
    • メインの大きな画像・動画と複数の商品画像を組み合わせた広告

    コレクション広告の画像
    画像引用元:Facebook広告ガイド

Instagramの「投稿を宣伝」とは?

Instagramの「投稿を宣伝」は、Instagramの投稿を使って広告を出稿できる機能です。
投稿を宣伝は、Instagramのアカウントをビジネスアカウントに切り替えることで利用できます。
投稿を宣伝を活用する主なメリットは3つあります。

  • ①投稿をそのまま広告として配信するため、広告用のクリエイティブを作成する必要がない
  • ②投稿ではアプローチできなかったユーザーへリーチできる
  • ③Instagramのアプリ上で広告を配信できる

「フォロワーが少ないので、いいねやコメントが増えない」、「Instagramの投稿を活用して集客したい」と考えている方は活用してみてください。

まとめ

Instagram広告は、ブランド認知度アップから売上拡大まで様々な目標達成の手助けができるマーケティング手法です。ターゲティングの精度や豊富な広告フォーマットにより、他のSNS広告よりも効果が出やすい傾向があります。効果的なInstagram広告運用を行うためには、継続的なデータ分析やターゲティングの見直し、クリエイティブの改善が重要です。

今回の記事が、これからInstagram広告を始めようと考えているInstagram担当者の方や、Instagram広告の改善を考えているWeb担当者の方の参考になれば幸いです。最新のトレンドや実績に基づいた運用を行いたい場合は、シーエムスタッフまでご相談ください。業種や商品・サービスを問わず、各企業様に最適なご提案をさせていただきます。

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この記事を書いた人
戸田靖基の写真

戸田靖基

新卒でIT企業に入社後、4年半システムエンジニアとして従事。Webマーケターとして独立後、シーエムスタッフにWebディレクターとして入社。名古屋を中心に、上場企業から中小企業まで様々なお客さまのWebマーケティングを支援。SNS運用、Web広告運用、Webサイトの分析、メールマーケティング、セミナー登壇、専門学校の講師を行っている。 1994年滋賀県生まれ。野球・サウナ・競馬好き。

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