地球の歩き方
お盆休みにインドへ行ってきました。
海外旅行には「地球の歩き方」を必ず持っていきます。
地球の歩き方といえば、観光名所だけでなく、その国のカルチャーや交通機関、旅のノウハウまでもが網羅的に紹介されている、旅行雑誌の定番。
情報量が多く、読んでいるだけでワクワクするので、行かない場所のページや小さなコラムまでつい読み込んでしまい、気づけば本はボロボロに……そんな方も多いのではないでしょうか。(私です)
そんな地球の歩き方ですが、コロナ禍には書店の休業や外出自粛の影響で売上を大幅に落とし、休刊の危機にあったそうです。
そこで同社が打ち出したのは、「旅の概念を広げる」という逆転の発想。
海外に行けないなら国内を旅しようと、「東京」や「京都」などの国内版を次々と刊行。
さらにスピリチュアル雑誌『ムー』や人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』とのコラボ企画も実施し、話題を集めました。
この遊び心あふれる新シリーズがSNSで拡散され、これまで接点のなかった層にもファンを広げたそうです。
当初は「健康本」や「レシピ本」で一時的に売上を補う案もあったそうですが、
「自分たちの強みは、ガイドブックづくりにある」と再定義したことが、V字回復の原動力になりました。
この「地球の歩き方」のストーリーから感じたのは、時代や環境が変わっても、「センターピン」を見失わないことがブランドの強さにつながるということです。
センターピンが定まっていれば、戦略やクリエイティブにも一貫性が生まれ、エンドユーザーにも本質的な価値を届けられるはず。
本棚でくたびれた『地球の歩き方 インド』を見ながら、私もクライアントのセンターピンをとらえ、本当に伝えたい価値を届けられる提案をしていきたいと改めて思いました!
Webマーケティング部 古賀
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