“いない人”の音楽

近年、技術の進化によって、亡くなったアーティストの声や映像が復元され、
まるで今生きているかのように新しい作品が次々と生まれています。

技術のすごさに驚く一方で、どこか不思議な気持ちにもなります。

そんな思いが強く湧いたのが、2023年に発表されたビートルズの『Now and Then』です。
ジョン・レノンのデモ音源をAIで蘇らせ、ポール・マッカートニーとリンゴ・スターが演奏を加えて完成させた「最後の新曲」でした。
この曲についてポールは、「ジョンの声があまりにリアルで、少し怖かった」と語りつつも、
「これは完成させなきゃいけない」と感じたそうです。

ただ、すべてのアーティストが“再現”を望んでいるわけではありません。
例えばシンガーソングライターのラナ・デル・レイは、自身の死後に未発表曲を出さないよう、遺言で明言しました。

亡くなった人の声や姿まで残せる時代だからこそ、
「残すべきかどうか」は、技術とは別の視点で考える必要があるのかもしれません。

Webマーケティング部 古賀

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