国内月間ユーザー数1億人を超えるLINEは、今や企業にとって欠かせないマーケティングチャネルのひとつです。
特に「LINE公式アカウント」は、集客・販促・CRMまで幅広く活用できるツールとして、多くの企業が導入を進めています。本記事では、その中でも効果的な施策のひとつ「リッチメニュー」の設計・活用方法を徹底解説します。
LINEマーケティングの基本から知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
LINE公式のリッチメニューとは?

参考:LINEヤフー マーケティングキャンパス(リッチメニューとは)
LINE公式にあるリッチメニューとは、LINE公式アカウントに設置できるナビゲーション型のメニュー機能です。ユーザーがトーク画面を開いた際、画面下部に大きく表示され、ワンタップでさまざまなアクション(予約、クーポン取得、商品ページへの誘導など)を促すことができます。
視認性が高く、リンク誘導や情報提供をスムーズに行えるため、LINE公式の活用において重要な役割を担っています。
![]()
リッチメニューの基本機能
リッチメニューには以下のような機能があります。
- トーク画面下部に常時表示される
- 画像・ボタンを自由にカスタマイズできる
- 複数のリンク先やアクションを設置可能
- 特定ページへのリンク
- クーポンの発行
- ショップカード・アンケートなどとの連携
また、設定したメニューごとに効果測定ができるため、ユーザーの行動に応じたPDCAサイクルの実施が可能です。
タップ率と使いやすさを意識することで、LINEを経由した集客や売上向上に直結します。
リッチメニューとリッチメッセージの違い
混同されがちな「リッチメニュー」と「リッチメッセージ」ですが、機能や役割が異なります。

| 項目 | リッチメニュー | リッチメッセージ |
|---|---|---|
| 表示位置 | トーク画面の下部 | トーク内のメッセージ |
| 表示タイミング | 常時表示 | 配信時にのみ表示 |
| 主な目的 | ナビゲーション・導線設計 | 情報の一斉配信・告知 |
リッチメニューは“常設型”、リッチメッセージは“一時配信型”の位置づけとして使い分けることが重要です。
両者の機能を理解して効果的に連携させることで、LINE内のユーザー体験を最適化できます。
利用可能なプランと料金
リッチメニューは、全プランで無料で使用できます。これは、小規模な個人店舗から大企業まで、誰でも導入可能であることを意味しています。
![]()
LINE公式アカウントのプランには以下の3種類があります。
| プラン名 | 月額費用 | 無料メッセージ通数 |
|---|---|---|
| コミュニケーションプラン | 0円 | 200通 |
| ライトプラン | 5,000円 | 5,000通 |
| スタンダードプラン | 15,000円〜 | 30,000通(追加メッセージの単価は配信数によって異なります) |
リッチメニュー自体の使用には追加費用は発生しません。どのプランでも、メニューの設置・変更・運用が可能です。
コストを抑えて販促を強化できるという点が、LINE公式リッチメニューの大きな魅力です。
リッチメニューの作り方
リッチメニューを活用するには、ユーザーの行動を想定した導線設計と、それを支えるビジュアル設計の両立が欠かせません。
作り方は大きく3ステップに分かれます。
- ①構成とアクションを決める
- ②画像サイズとテンプレートを選ぶ
- ③Webまたはアプリで設定する
![]()
構成とアクションを決める
まずは、どのような情報をリッチメニューで見せたいかを整理しましょう。
目的に応じて、ユーザーがタップしたときにどんな行動を取るか(=アクション)を事前に設計することが重要です。
- リッチメニューの設定例
- 予約ページへのリンク
- 予約ページへのリンク
- クーポンやキャンペーン情報の表示
- ショップカードへの導線
- お問い合わせフォームへの遷移
- LINE内でのメッセージ表示
アクションの種類は、「リンク」「クーポン」「テキスト」「ショップカード」「なし」の中から選択できます。
これにより、1つのリッチメニュー内に複数の目的を盛り込むことが可能です。
画像サイズとテンプレートの選び方
↓LINE公式アカウントのリッチメニュー設定画面のイメージ↓

次に重要なのが、メニューのレイアウトです。リッチメニューには公式で用意されたテンプレートがあり、最大で「2段×6分割」まで配置できます。
情報量やデザインに合わせて、画像サイズやマス数を選びましょう。
| レイアウト | 推奨サイズ | 特徴 |
|---|---|---|
| 1段1分割 | 2,500×843px | シンプルなバナー風。1つのアクションに集中 |
| 2段4分割 | 2,500×1,686px | 情報とリンクをバランスよく配置可能 |
| 2段6分割 | 2,500×1,686px | 複数の導線を設置できる高機能タイプ |
特に美容室や飲食店のように、予約・メニュー紹介・クーポンを同時に見せたい場合は「2段4分割」以上がおすすめです。
Web・アプリでの設定手順
リッチメニューの設定は、LINE公式アカウントマネージャー(Web)またはアプリから行えます。ここではWeb版を中心に、流れを解説します。
- 1.LINE Official Account Managerにログイン
- 2.「リッチメニュー」メニューを選択
- 3.「作成」ボタンをクリック
- 4.メニュー名・表示期間・リンクなどの基本設定
- 5.テンプレートを選び、画像をアップロード
- 6.アクションを各マスに割り当てる
- 7.「公開」を押して完了
アプリ版でも設定可能ですが、画像編集などの操作性はWeb版の方が高いため、初めて設定する場合はPCでの操作を推奨します。
![]()
リッチメニュー設計のコツ
リッチメニューは設置するだけでは効果を最大化できません。ユーザーにとってわかりやすく、使いやすい設計でなければ、せっかくの機能もスルーされてしまいます。
視認性、情報設計、導線設計の3つをバランス良く整えることで、初めてその真価を発揮します。
![]()
視認性の高いデザインとは

ユーザーの視線を止め、タップを促すには、“見やすさ”と“押しやすさ”が重要です。特にスマートフォンでの閲覧が中心となるため、小さな画面でも見やすい配色・フォント・余白を意識しましょう。
- 視認性を高めるためのデザインポイント
- 背景と文字のコントラストをしっかり付ける
- 要素を詰め込みすぎず、余白を確保する
- フォントはシンプルで視認性の高いものを使用
- ボタンらしさを意識し、タップできる場所を明確に
例えば、「予約はこちら」といった文言に目立つカラーのボタンを配置することで、ユーザーは自然とアクションを起こしやすくなります。
デザインは“伝わること”が最優先です。
掲載すべき情報の選び方
リッチメニューにすべての情報を詰め込もうとすると、逆にユーザーは迷って離脱してしまいます。
重要なのは、ユーザーがLINEを開いた“その瞬間”に求めていそうな情報を厳選して載せることです。
- 来店を促す:予約ボタン、地図、営業時間
- 購入を促す:商品ページ、セール情報
- 再来店を促す:クーポン、ショップカード
情報の優先度は、業種やシーズン、キャンペーンによっても変わります。定期的に見直し、今のユーザーに必要な情報だけを残す設計が理想です。
予約・問い合わせの導線設計
リッチメニューの最大の活用ポイントは、ユーザーに“行動”させることです。
中でも「予約」や「問い合わせ」への誘導は、売上や来店に直結する重要な要素です。
| 目的 | 推奨アクション | 効果を高めるポイント |
|---|---|---|
| 予約を増やしたい | 外部予約ページへのリンク | 「空き状況を見る」など具体的な文言 |
| 問い合わせを増やしたい | LINEメッセージ or フォーム誘導 | 「30秒で完了」などの補足表現 |
| 再来店を促したい | クーポン表示 or ショップカード | 「期間限定」などの希少性を演出 |
ユーザーが1タップで目的を達成できるように、「どこを押せばいいか」を直感的に伝えることが大切です。
「自分の業種だと、どんなリッチメニューがいいんだろう?」 と感じた方は、お気軽に株式会社シーエムスタッフまでご相談ください。LINEアカウント開設からリッチメニュー設計・運用改善まで、業種や目的に合わせてトータルでサポートいたします。
LINE運用を無料で相談する
業種別のLINE公式リッチメニュー事例
LINE公式リッチメニューは、業種によって最適な使い方が異なります。
共通して言えるのは、「ユーザーが最短で目的を達成できる設計」が成果を左右するという点です。
ここでは、実際に成果につながりやすい業種別の活用イメージを紹介します。
![]()
飲食・美容・EC・医療の成功例
各業種で成果が出やすいリッチメニューの活用例は以下の通りです。
| 業種 | 主な掲載内容 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 飲食店 | 予約・メニュー・クーポン | 来店数・再来店率の向上 |
| 美容サロン | 予約・施術メニュー・実績紹介 | 予約率アップ・指名増加 |
| EC | 商品カテゴリ・セール情報 | 購入率・回遊率の向上 |
| 医療機関 | 診療案内・予約・アクセス | 問い合わせ削減・受付業務の効率化 |
いずれの業種でも、ユーザーが迷わず次の行動に進める設計が共通しています。
成果につながったメニュー構成
成果が出ているLINE公式リッチメニューには、いくつかの共通点があります。
- 最も重要な導線を左上・中央など目立つ位置に配置
- メニュー名を短く、行動がイメージできる言葉にする
- 1画面で情報を詰め込みすぎない
例えば飲食店では、
- 「今すぐ予約」
- 「本日のメニュー」
- 「限定クーポン」
といった構成にすることで、ユーザーの来店行動を強く後押しできます。
“何をしてほしいか”を1秒で伝えることが、成果につながるポイントです。
業種ごとの参考ポイント
最後に、業種別に意識したい設計ポイントを整理します。
- 飲食・美容:予約導線を最優先
- 空席確認・即予約に直結するリンクを設置
- EC:商品導線とキャンペーン訴求
- カテゴリ分けと期間限定セールを明確に
- 医療・クリニック:安心感と分かりやすさ
- 診療内容・アクセス・予約をシンプルに整理
業種ごとの特性を理解し、ユーザー視点で情報を取捨選択することが、LINE公式リッチメニューを成功させる近道です。
よくある質問
LINE公式リッチメニューについて、実際に多く寄せられる疑問とその回答をまとめました。初めて導入する方も、運用中の方も、ここで基本的な疑問を解消しておきましょう。
Q.リッチメニューの利用に追加費用はかかりますか?
いいえ、全ての料金プランで無料で使用できます。画像作成に外部ツールを使う場合は、その利用料が発生することがありますが、LINE自体の機能としては無料でご利用いただけます。
Q.リッチメニューの設定にパソコンは必要ですか?
スマートフォンのLINE公式アプリからも設定できますが、画像編集や細かい操作を行うには、Web版の「LINE Official Account Manager」からの設定がおすすめです。
Q.画像の作り方がわからないのですが…
無料のテンプレートやCanvaなどのデザインツールを使えば、専門知識がなくても簡単に作成できます。
また、株式会社シーエムスタッフでも、画像作成を含めたサポートを行っていますので、お気軽にご相談ください。
LINE運用を無料で相談する
Q.複数のリッチメニューを使い分けることはできますか?
はい、表示期間を指定することも可能です。キャンペーンや季節に合わせた運用に最適です。
まとめ
LINE公式リッチメニューは、費用をかけずにユーザーとの接点を増やし、行動を促すための非常に有効なツールです。特に、中小店舗や個人事業主にとっては、「予約が増える」「リピートにつながる」「情報が伝わりやすくなる」といった具体的な成果をもたらす手段として注目されています。
導入のハードルも低く、無料で使える上にテンプレートも豊富。
しっかりとした設計と運用を行えば、大きな投資をせずとも売上や集客の底上げが可能です。
リッチメニューは、作って終わりではなく「改善し続ける」ことが大切です。
ぜひ今回ご紹介した設計のコツや成功事例を活かして、LINEリッチメニューを効果的に活用してみてください。
今回の記事が、これからLINEリッチメニューを作成したいと考えている方や、LINEを運用されているマーケティング担当者の方の参考になれば幸いです。最新のトレンドや成功実績に基づいた運用を依頼したい場合は、シーエムスタッフまでご相談ください。650社以上の企業をご支援させていただいた知見を活かし、LINE広告をはじめとするプロモーションの導入から運用・改善まで一貫してサポートいたします。
LINE運用を無料で相談する
資料ダウンロード
シーエムスタッフの会社紹介・サービス紹介資料と、運用事例がギュッと凝縮された資料を無料で提供しています。


