はじめに
GAを見ているけど、どのように活用すれば良いのか、どういった見方をすれば良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。
そういった疑問を解消し、問題解決の一助になれるよう、本記事では、「GAとはそもそも何をするためのツールなのか」を中心にGAの使い方をご案内します。
GAの活用方法を明確にし、「〇〇をするためにGAを使う」という意識を持つことで効果的な解析をすることができるようになります。
Googleアナリティクスはどんなツール?
GAは解析ツールである
GAはWebページのアクセス解析をするためのツールです。
私たちはGAを導入することで、ウェブサイトへの訪問者数や閲覧ページ数などWebサイト内の数値を取得することができるようになります。
具体的には、
先月と今月のサイトへの来訪者の数に違いはあるのか?
Googleの検索エンジンからページに来てくれた人は何人いるのか?
といった疑問に対して、GAを使うことで回答をすることができます。
問題の解決方法を教えてくれるツールではない
GAを使って取得できる情報は多岐にわたります。
とはいえ、その情報をどのように扱うのかを教えてくれるわけではありません。
ここに、GAを扱う難しさがあります。
GAを使ってサイトの来訪者の数を確認することはできますが、
サイトの来訪者の数を増加させる方法を知ることはできません。
また、当然のことながらビジネスの目標はアクセス解析ではありません。
ページビュー数を1000増やすことよりも、製品を売ったりサービスを使ってもらうことの方が大切です。
つまり目標に対して、GAのデータを取り扱うことが大事であり、裏を返せば、目標なしにGAのデータを取り扱うことは不毛であるといえます。
それでは具体的にどうすれば良いのでしょうか。
本記事では問題解決の仮説を立てることを例に紹介していきます。
目標、仮説の設定のふたつを揃えることで、GAの使い方を明確にすることができます。
GAの有効な使い方
・目標を決める
GAを有効に使うためにまずは目標を決めます。
ここでは
「株式会社〇〇のウェブ経由問い合わせ数を月10件から月20件に増やす」
を目標とした場合の進め方を見ていきます。。
まずは、問い合わせまでの経路を確認しましょう。
株式会社〇〇の場合は以下の通りとなります。
トップページ
↓
申し込みフォームページ
↓
申し込みフォーム確認ページ
↓
申し込みフォーム完了ページ
次にそれぞれの月あたりのユーザー数をGAで確認すると、次のような数値を確認することができました。
トップページ 1000人
↓10%
申し込みフォームページ 100人
↓20%
申し込みフォーム確認ページ 20人
↓50%
申し込みフォーム完了ページ 10人
株式会社〇〇の目標は、ウェブ経由問い合わせ数を月10件から月20件に増やすことでした。その目標に合わせて、どのように改善すれば良いのかを見ていきましょう。
・仮説を立てて、数字を改善する
ここからは具体的な仮説と、改善の提案をしていきます。
仮説①
トップページの流入数を2000人に増やすと、ウェブ経由問い合わせ数は20件に増える。
トップページ 2000人
↓10%
申し込みフォームページ 200人
↓20%
申し込みフォーム確認ページ 40人
↓50%
申し込みフォーム完了ページ 20人
改善方法
ページ流入数を増やすために広告を打つ、SEO対策をする
仮説②
申し込みフォームページから、申し込みフォーム確認ページまでの割合を20%から40%に増やすと、ウェブ経由問い合わせ数は20件に増える。
トップページ 1000人
↓10%
申し込みフォームページ 100人
↓40%
申し込みフォーム確認ページ 40人
↓50%
申し込みフォーム完了ページ 20人
改善方法
ページ流入数を増やすために広告を打つ、SEO対策をする
目標をもとに、GAで数字を確認をすることで、上記のような改善方法を提案することができるようになります。
GAの使いどころに悩んでいた方はもちろん、なんとなく広告を打っている方は、是非GAを使って解析をしてみてください。
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