企業ホームページのアクセスを増やすには？自社に適した「効果的な集客方法」を解説

せっかく自社ホームページを作成しても、ホームページ開設後の集客がうまくいかない企業は少なくありません。作成した自社ホームページを集客に役立てるには、自社の課題や目的別に効果的な集客方法を知ることが重要です。そこで、今回は自社ホームページに適した集客方法の選び方や集客効果を上げるポイントを解説します。

ホームページへの集客方法の選び方

自社ホームページへの集客方法は多岐にわたります。

　

自社に適した方法を選ぶには、企業の課題や目的から絞り込むことが重要です。やみくもに試しても効果は出にくいため、企業の課題や目的を明らかにし、それにあわせた集客方法を選ぶとよいでしょう。

　

今回は、とくに「Web広告」「コンテンツマーケティング」「リアルな施策」の3つの集客方法について紹介しています。

ホームページへの集客方法【Web広告】編

Web広告とは、インターネット上に掲載する広告のことです。「インターネット広告」「オンライン広告」「デジタル広告」と表記されることもあります。

　

「SNS」「メール」「Webサイト」などの広告枠や、検索エンジンの広告枠に、目的にあわせて必要な広告を出稿する仕組みです。

　

Web広告のメリット・デメリット

Web広告のメリットには、効果が出るまでが早いことや、ターゲットを絞りやすいことが挙げられます。

　

Web広告は、テレビCMや街頭広告、雑誌広告などよりも成果が早く出やすい傾向があります。広告の効果をデータ分析しやすく、成果が出ない広告について内容をリニューアルしたり、広告の種類を変更したりすることも、比較的容易です。さらに、自社商品やサービスについての情報を、広告として、届けたい人へピンポイントに表示させることも可能です。

　

ただし、特定の層にしか表示されない点や、キーワードによっては高額になる点がデメリットです。

Web広告は、指定した特定のキーワードを検索したユーザーにのみ表示されます。そのため、もともとそのキーワードに興味のあるユーザーにしか表示されず、顧客の新規開拓は難しいといえるでしょう。

　

また、需要の高いキーワードはクリック単価が高額になりやすいため、想定よりも費用がかさむ可能性があります。

　

Web広告の費用目安

使用する広告の種類や、出稿する広告の数によって変動します。広告のクリック・表示ごとに料金が発生する「ディスプレイ広告」は、「1クリック50円～100円」「1000回表示数十円～数百円」程度です。

　

また、検索エンジンの上部に表示される「リスティング広告」は、ユーザーが広告をクリックするたびに「1クリック10円～500円」程度の料金が発生します。

ホームページへの集客方法【コンテンツマーケティング】編

コンテンツマーケティングは、企業がユーザーに対して「高い価値のあるコンテンツを提供する」手法です。

　

近年ではスマートフォンの普及もあり、ユーザーの受け取る情報が多く、情報過多の時代であるといえます。そのため、企業が広告を使って一方的にアピールしても、ユーザーの負担が大きくなるだけで、集客にはつながりにくいのです。

　

ユーザーに対して高い価値のあるコンテンツを提供し、サービスや商品に対して、ユーザー自身に認知してもらうこと・興味を持ってもらうことが重要です。

　

コンテンツマーケティングのメリット・デメリット

コンテンツマーケティングは、コンテンツが資産として蓄積されることや、顧客ロイヤルティが高まることがメリットです。作成した動画やSEO対策記事などは、会社の資産として蓄積されていき、半永久的に価値を提供し続けるのです。

　

ユーザーも、価値のある高品質のコンテンツが提供されるとわかると、その企業のファンとなる可能性もあり、「SNSで商品を紹介する」「知人にサービスを紹介する」といったよいサイクルも生まれるといえます。

　

ただし、コストがかかる点がデメリットです。高品質のコンテンツを制作するには時間・労力が必要ですし、継続的なコンテンツ配信も不可欠であるため、その点は考慮しておきましょう。

　

コンテンツマーケティングの費用目安

費用は、依頼する会社の業務範囲によって決まります。

　

SEO記事制作のみなら月額10万円程度、戦略・設計の段階から依頼すると、月額50万円以上になることも考慮しておくとよいでしょう。

ホームページへの集客方法【リアルな施策】編

ホームページへの集客方法のリアルな施策については、以下のものがあげられます。

　

• 企業イベント・展示会
• Webセミナー・オンラインセミナー
• ポスティング
• デジタルサイネージ
• 交通広告

　

リアルな施策のメリット・デメリット

これらの施策のメリットとして、短期間で効果が出やすい点が挙げられます。

　

特に、「企業イベント・展示会」「Webセミナー・オンラインセミナー」については、すでに企業の商品やサービス、もしくは、企業自体に興味を持っているユーザーが参加します。そのため、企業の説明やアピール次第でファン化することもあり、集客方法として成果は出やすいといえます。

　

ただし、これらの施策は地域が限定されてしまうことがデメリットです。確かにターゲットを絞って集客することによって短期間で効果を出すことにつながりますが、その分、集客の間口は狭まるといえるでしょう。

　

リアルな施策の費用目安

手法によって、費用はさまざまです。また、規模によっても大きく変動します。

　

一般的な費用相場を以下の表にまとめました。

　

集客方法のまとめ

自社ホームページは、作ったら終わりではなく、効果測定・分析してリニューアルをしていくことも重要です。集客目的に合わせた内容になっているかを随時確認するようにしましょう。

　

また、今回の記事で紹介した方法だけではありません。商品やサービス、ターゲットによっては、SNSや他メディアとの連携など、さまざまな集客方法があります。

　

数ある集客方法から取捨選択して導入する意味を考慮し、ときには今の集客方法が最善ではない可能性も視野に入れておくとよいでしょう。