はじめに
Pinterestは、生活スタイル、インテリアデザインなどの様々なカテゴリーを中心とした、ユーザーが日常生活や未来のプランを考える際に活用できる写真共有サービスです。
この記事では、Pinterest・Pinterest広告の特徴を深堀りし、広告を配信する際に考慮すべきポイントについて詳しく説明します。
また、広告の配信実績も紹介します。実際のクリック単価やクリック率を公開しているので、Pinterest広告を検討している方は是非ご参照ください。
Pinterestとは?
「Pinterest」とは、自分の好きな写真や画像、さらには個々のアイディアを自由に共有できるウェブサービスの一つです。日本国内における利用者の総数は約870万人に上り、その男女比率は女性が57%、男性が43%となっています。
国内の利用者数参考:(https://business.pinterest.com/ja/blog/pinterest-ads-launch-in-japan/)
Pinterestのユーザーは特定のブランドを指名して検索するというより、指名検索の前段階で様々な選択肢を模索しようとする傾向にあります。
例えば、リアルタイムで情報を得たいユーザーの多いTwitterや自分の体験を共有することに重きを置くInstagramとは異なり、Pinterestを利用する企業はユーザーに対して、商品を検討する初期段階でアプローチすることが可能です。
また他のSNSと同様に、ユーザーは季節に合わせたイベントの情報を求める傾向にあるものの、その行動は他のメディアよりも早いという特徴があります。
このため、投稿や広告を出す際には、季節的なイベントのピーク時期よりも前に展開するような戦略が求められます。これは、Pinterestを最大限に活用するための重要なポイントとなります。
Pinterest広告について
Pinterest広告では、静止画と動画で広告を配信することができます。
また、一般の投稿と同じフォーマットで広告が配信されるため、広告色の薄い広告を配信することが可能です。
ここでは広告クリエイティブの種類と、主なターゲティングを紹介します。
広告クリエイティブの種類
①画像(スタンダード画像アド)…アスペクト比(2:3)の画像広告。
②動画(スタンダード動画アド)…アスペクト比(2:3,9:16,1:1)、秒数(4秒~)の動画広告。画像よりも多くの情報を伝えることが可能。
③カルーセル(カルーセルアド)…アスペクト比(2:3,1:1)の画像広告。複数の画像を掲載できることが特徴。
ピンタレスト広告では、上記のように複数の広告クリエイティブを配信できるほか、考慮すべきセーフマージンのスペースが広いことが挙げられます。セーフマージンとは媒体側で表示されるテキストに被らないエリアのことを指します。
他媒体であれば、制作したクリエイティブを広告として配信する際に、セーフマージンのエリアが狭いために文字被りが発生することがあります。しかしPinterest広告の場合は広告枠でもテキスト被りのエリアが狭いため、デザインがそのまま伝わりやすいというメリットがあります。
比較画像
主なターゲティング
XやInstagram、TikTokといった媒体と比較しても遜色なく一般的なターゲティングはできるものの、細かい年齢やエリアの指定ができないことがPinterest広告の特徴です。
そのため、広告のターゲットに対して配信のターゲットの差が大きくなる場合は、ターゲットがクリックしてくれるという点を考慮するだけはなく、ターゲット以外のユーザーにクリックされないような工夫を行うことが重要です。
広告配信で意識すべきこと
他クリエイティブとの比較
Pinterestではひとつの画面に複数の投稿が表示されます。そのため、常に周りの投稿と比較されるということを意識して広告クリエイティブを制作する必要があります。 デザインの構成や訴求ポイント、文字の大きさなど比較すべき要素はいくつもあるので仮説を持ってクリエイティブを作成しましょう。
その際はPinterestの検索を利用すると便利です。例えばインテリア関連の広告を出したい場合は「インテリア」と検索してみると色味や文字校正、画角などある程度共通したものが見つかります。
配信面ごとにクリエイティブを作る
また、配信面ごとにユーザーが情報に接触する意図を考えてクリエイティブを制作することも重要です。例えばホームフィードでは、ユーザーのニーズが反映された投稿が表示されるので、ユーザーのニーズを想定する必要があります。
また他クリエイティブの比較でも言及したように、検索結果の投稿内容も参考にすると良いです。加えて検索ワードを打ち込むとその検索ワードとどのような言葉がセットでよく検索されているのかを知ることができるので、そちらも考慮してクリエイティブを作成しましょう。
暮らしに関連した投稿に興味を持つユーザーが多い
そもそも、Pinterest広告はWeb広告の選択肢の一つです。すべての広告に言えることですが、最近流行っているから、自分が使っているからという理由ではなく、利用ユーザーと自社サービスがマッチするかを見極める必要があります。
Pinterestでは多くのカテゴリーで投稿が行われていますが、特に「インテリア」「住宅」「飲食」「旅行」「美容」「教育」「ブライダル」などのニーズが高いです。
広告配信のタイミング
「Pinterest でシーズンの早い段階から広告を展開したブランドは、シーズンが深まってから展開したブランドに比べて 5 倍多いコンバージョンを獲得」というデータがあります。 https://business.pinterest.com/ja/insights/new-kind-of-holiday-season-2022/
Pinterestは現在や過去ではなく、未来に目を向けているSNSです。イベント関連の告知する際には早めに告知することで高い効果を見込むことができます。
また、広告配信時には、購入プロセスの各ステップを可視化することも重要です。早い段階で検討段階にあるユーザーは何が知りたいのか、そもそも何が知りたいのかもわからない状態なのか、ということを考慮して広告を配信しましょう。
配信実績
最後にPinterest広告の配信実績についてご紹介します。
他媒体の広告と比較して、CPM(広告千回表示あたりのコスト)およびCPC(クリックあたりのコスト)は比較的低い傾向にあります。
また、業種によっても結果は大きく変わります。このように、業種と市場の動向を考慮に入れることも重要です。
最後に
今回の記事ではPinterest・Pinterest広告の特徴、広告を配信する際に考慮すべきポイントを紹介してきました。
どれも運用実績を元にした内容のため、参考にしていただければ幸いです。
シーエムスタッフではPinterestのアカウント作成から広告運用までトータルでサポートしておりますので、ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちら
https://cmstaff.co.jp/contact/
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