【2025年】6大SNS広告を徹底比較!仕組みとメリットを解説

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【2025年】6大SNS広告を徹底比較!仕組みとメリットを解説

X(旧Twitter)で経済状況をチェックし、Instagramで気になる飲食店を検索……SNSを用いた情報収集は、もはや人々の生活に欠かせません。総務省の情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査-令和5年度(2023年度)調査結果報告書によると、XやInstagramの利用率は増加しており、LINEの利用率は94%以上です。

このような背景から現在注目を集めているのが、SNSを利用して自社商品やサービス、ブランドを宣伝する「SNS広告」です。では、SNS広告はどのような仕組みで、どういったメリットがあるのでしょうか? 本稿では、SNS広告の仕組みやメリットの解説とともに、6大SNSといわれている、Facebook・Instagram・X(旧Twitter)・LINE・YouTube・TikTokを徹底比較します。

SNS広告の仕組みと期待できる効果

SNS広告にはどのような特徴と効果があるのでしょうか。順番に解説します。

そもそも「SNS広告」とは?

SNS広告とは、InstagramやX(旧Twitter)などのSNSに配信する広告です。従来のテキスト・バナー型に加え、動画やカルーセル(左右にスライドするバナー)などを用いて訴求する、多様な広告形態をとれることが特徴です。

SNS広告のメリット・デメリットは、以下の記事で紹介しているのでぜひご覧ください。

SNS広告で顧客を獲得するには?

SNS広告での顧客獲得には、従来メディアとは異なる視点が必要です。SNSには、広告がタイムラインに溶け込みやすい特徴があります。そのためユーザーからの忌避や嫌悪感が、従来メディアと比べて少ないことは大きなメリットです。

クリエィティブな要素を盛り込むことで、ユーザーに受け入れられ、「拡散」される場合すらあります。この特性を活かすことで、SNS広告の効果を高めることが可能です。

SNS広告で期待できる効果

Web検索のようなアクションを通じて広告が表示される「プル型広告」に対し、不特定多数に働きかける広告を「プッシュ型広告」と呼びます。SNS広告もプッシュ型広告の一種であり、前述のようにユーザーから受け入れられやすいことが特徴です。

そのため、SNS広告では、製品やサービスの訴求だけではなく、認知の拡大やブランドイメージの向上が期待できます。これが、SNSがいままでまったく自社の商品やサービスに興味のなかった潜在層への訴求効果が高いといわれる理由です。

主要6大SNS広告のそれぞれの特徴

6大SNSであるFacebook・Instagram・LINE・X(旧Twitter)・YouTube・TikTokには、それぞれ特徴があり、広告の仕組みや効果も異なります。

どのような特徴があるのかを比較しましょう。

6大SNS広告の特徴

6大SNS広告の特徴を表にまとめました。各SNSごとにユーザー層や強み・弱みが大きく異なります。自社の製品やサービスに適したSNSに広告を出すようにしましょう。

FacebookInstagramLINEX(旧Twitter)YouTubeTikTok
アクティブユーザー数2,600万人※1(2019年)3,300万人※2(2019年)9,400万人※3(2022年)4,500万※4(2017年)7,000万人※5(2022年)1,700万人※6(2021年)
年齢層30代以上の層で利用者が多い10代、20代中心 
女性が多い
10代~30代が主体10代、20代が多い40代中心に幅広い世代10代が圧倒的に多い
拡散力小さい小さい小さいやや大きいやや小さい大きい
強みターゲティング精度が高い女性ユーザーが多いユーザー数が多く、アクティブ率が高い二次エンゲージメントに課金が発生しないユーザーに能動性があり、広告効果が高い圧倒的な拡散力
広告と投稿の差が少ない
弱みユーザー数の少なさ画像中心で訴求力が低い個人が対象で拡散性が小さい情報が流動的
炎上が多い
広告動画がスキップされやすいターゲット層が狭い
広告配信方法画像、動画、ストーリーズ、カルーセル、スライドショー画像、動画、ストーリーズ、カルーセル、コレクション画像、動画、カルーセル、トークリスト表示、Small Imageテキスト、画像、動画、カルーセル画像広告、動画広告静止画広告、動画広告
ターゲティング精度実名登録のため非常に高いFacebookと連携管理のため高い緩めだが地域には強いユーザーの趣味や関心に強い幅広い層にリーチ
マス層向け
24才以下の若年層に特化
課金方式CPM、CPC、CPI、CPVCPM、CPC、CPI、CPVCPC、CPMCPM、CPC、CPECPV、CPM、CPCCPV、CPM、CPC
費用相場月5~20万円月5~10万円月10~30万円月10万円以上月10~30万円月42~50万円
適した広告ビジネス向け商品やBtoB商材化粧品や美容グッズなど飲食店や美容室など地域密着型転職サイトや趣味、ライフスタイル系レジャー、美容、知育玩具など10代、20代向け商材
【6大SNS広告の特徴】
出所 ※1:https://japan.cnet.com/article/35139021/
   ※2:https://about.fb.com/ja/news/2019/06/japan_maaupdate-2/
   ※3:https://www.linebiz.com/jp/service/line-ads/
   ※4:https://twitter.com/TwitterJP/status/923671036758958080
   ※5:https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/marketing-strategies/video/youtube-recap2022-1/
   ※6:https://markezine.jp/article/detail/37145

SNS広告における用語

SNS広告に関連して用いられる用語について説明します。

  • カルーセル:画像が左右にスライドする形の広告形態。
  • CPM:表示回数による課金、インプレッションとも呼ばれる。
  • CPC:クリック1件あたりの課金指標。
  • CPI:アプリインストールに対しての課金指標。
  • CPV:動画再生数に対しての課金指標。
  • CPE:エンゲージメント広告。SNSへの連携に対する課金指標。

課金指標に関する用語はよく似ているため、混同しないように注意しましょう。

SNS広告の費用対効果

広告の費用対効果にはさまざまな指標があります。SNS広告はFacebookのように一日単位で予算設定が可能なものもあり、反応をフィードバックしながら調整することが理想です。

扱う商材によって異なりますが、CPA(顧客獲得単価)とROAS(広告で得た売上)の指標のいずれかを設定して、効果を測りましょう。

まとめ

これまでにみてきたSNS広告の仕組みや特徴から、どのようにすれば、より効果的にSNS広告を運用できるのかをまとめます。

SNS広告の共通点

ある一定のターゲットに絞って広告をかけられることは、SNS広告の特徴です。FacebookやInstagramではその傾向がさらに強まります。マス層向けといわれるYouTube広告であっても、ユーザーの能動性が高いメディアであることから、対象を絞ることは可能です。従って、SNS広告では「ターゲット層を明確に意識した広告作成」が重要です。

個々のSNSの特徴を活かす

SNS広告では6大SNSそれぞれに特徴や強みがあります。強いターゲット精度を誇るFacebookやInstagramは、特定層に特化した商品や高級商材の広告を出すのにおすすめです。X(旧Twitter)は趣味やライフスタイル、LINEは地域特化など、リーチしやすいジャンルは各SNSごとに異なります。

SNSの特性を把握したうえで、広告を検討しましょう。

費用対効果を意識する

SNS広告は過渡期であることもあり、全体的に広告費用を安く抑えられる傾向があります。SNSの特性や特徴を理解したうえで広告することが成功の秘訣です。各SNSの特徴を理解して、ぜひ事業の拡大にお役立てください。

この記事を書いた人

戸田靖基

新卒でIT企業に入社後、4年半システムエンジニアとして従事。Webマーケターとして独立後、シーエムスタッフにWebディレクターとして入社。名古屋を中心に、上場企業から中小企業まで様々なお客さまのWebマーケティングを支援。SNS運用、Web広告運用、Webサイトの分析、メールマーケティング、セミナー登壇、専門学校の講師を行っている。 1994年滋賀県生まれ。野球・サウナ・競馬好き。

Webマーケティングのお役立ち情報を配信中。初めて取り組む方にもわかりやすい成功のヒントをお届けします。

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