2023.02.15

「YouTube」で広告を出したい…7つの広告種類、それぞれの費用・設定方法まで徹底解説

「YouTube」で広告を出したい…7つの広告種類、それぞれの費用・設定方法まで徹底解説

YouTubeの国内月間ユーザー数は7,120万人です(2023年10月時点)。幅広い世代の多くのユーザーへアプローチできる「YouTube広告」は大きな宣伝効果が期待できることから、自社広告の出稿を検討する企業も多いのではないでしょうか。本記事では、YouTube広告を始めるために知っておくべき広告の種類や出稿にかかる費用、設定の手順を徹底解説します。

YouTube広告とは?

YouTube広告は、ユーザーの行動を分析することで、広告内容に興味・関心のある利用者を割り出し、最適にアプローチすることが可能です。配信効果をリアルタイムで確認することができ、費用対効果が見込めない広告はすぐに配信を停止できます。効果検証をいつでも行えることから、多くの企業が導入しています。

また、広告の上限予算を先に設定でき、設定金額以上の請求をされることはありません。限られた予算内で広告を出したい場合にも有効活用できます。

 

全7種類…それぞれの特徴と費用

YouTube広告は大きく7つに分類されます。7種類いずれの広告も出稿する動画の撮影や編集に別途料金はかかりますが、運用費用は設定費用を上回ることはありません。それぞれの特徴・費用は以下のとおりです。 

[図表]Youtube広告、全7種類の特徴と料金形態 

YouTubeの広告費用は大きく4つに分類され、基本的に視聴や広告のクリックなど広告に対してなんらかの操作が行われた場合に課金されます。

  • 視聴課金(CPV):広告視聴で費用発生
  • インプレッション課金(CPM):広告表示数に応じて費用発生
  • 視認範囲のインプレッション課金(vCPM):2秒以上の広告再生で費用発生
  • クリック課金(CPC):広告クリックで費用発生
  • 掲載日数課金(CPD):掲載日数に応じて費用発生

広告ごとに「自社ブランドの認知を高めるならバンパー広告」「低価格で広い客層に配信希望であればアウトストリーム広告」など、得られる成果が異なります。目的に適した広告を選定しましょう。

また、YouTube広告と組み合わせて「リスティング広告(検索連動型広告)」を利用することで会社の認知度を高めながら成果を上げる方法もあります。リスティング広告は検索エンジンの上部に表示される広告であるため、自社に関連のあるキーワードで情報収集しているユーザーにピンポイントでアプローチが可能です。組み合わせて使用することで、相乗効果を期待できます。

 

設定方法…配信までの5つのステップ

YouTubeの動画広告は自社で作成する方法と、動画作成会社に依頼する方法があります。動画の完成後は、以下の手順で出稿します。

  1. YouTubeアカウントを作成し、自身のYouTubeチャンネルにアップロードする
  2. 広告出稿ページから広告動画の表示範囲や言語などの詳細を設定する
  3. 予想動画広告再生数や平均広告視聴単価を確認し、条件が合っているかを確認する
  4. より細かい年齢や、性別などのターゲットユーザー層を設定する
  5. 動画広告に関する詳細を最終確認し、問題がなければ支払い方法登録後出稿する

上記で設定する広告動画の表示地域は市町村単位で設定でき「特定の位置から半径何メートル以内」のように限定した表示も可能です。ターゲットユーザー層の設定でも、子どもの有無や世帯収入・興味のあるジャンルなど、細かい指定ができます。

なお、入稿後は「Google広告共通のポリシー」「YouTube広告の要件」「動画広告の要件」の3つの項目で審査が実施されます。自身で作成する場合は、YouTubeでサポートされているファイル形式であることと、動画の品質・長さに注意が必要です。テキストが判別できない・粗悪な音質・画像や動画が不鮮明な場合にも、入稿後の審査で「不承認」になる可能性があります。

通常、入稿後の審査は基本的には1営業日以内で完了します。さらに時間がかかるケースもありますが、2営業日経過しているにも関わらず審査が終了しない場合は、広告管理画面から問い合わせましょう。不承認で返ってきてしまった場合も、不承認理由を修正後、再度入稿すれば問題ありません。

  

広告による成果を出すためのポイント

広告動画で成果を得るためには、目標を定めた適切な広告運用・指標の設定が重要です。

スキップ可能なインストリーム広告では時間制限がなく、自社の伝えたい魅力を詰め込むことができます。その半面、動画時間が長ければ長いほど、広告内容に興味のないユーザーは離脱やスキップを選んでしまうというデメリットがあります。

ユーザーの興味を惹きつけるためには、スキップができない最初の5秒間で惹きつけるような動画制作が求められます。最初の5秒間で広告動画の成功が掛かっているといっても過言ではありません。

効果のあった広告の例として、RPG風の動画構成で自社の紹介や雰囲気が伝わるユニークな動画を地域に住む若年層向けに配信することで多くの視聴者を獲得したケースや、テキストや画像では伝わりにくい商品を広告動画にすることで、いままで伝えられなかった商品のよさをアピールしたケースなどが挙げられます。

「自社をもっと知ってもらいたい」「製品の魅力を伝えたい」などYouTube広告を取り入れたい理由はさまざまありますが、その目的に幅広く対応できることがYouTube広告のよさです。自社広告の出稿を検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

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